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韓国のお盆 秋夕(チュソク)の日、韓国人は何をするのか?

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わたし
わたし

韓国に嫁いで5年目のわたしです。

2023年9月28~29日は韓国の秋夕(チュソク)で家族みんなで夫の実家に帰ってきました。

 

秋夕(チュソク)は日本で言うとお盆に当たる行事で韓国の大型連休になります。

 

この期間は韓国は家族が集まりチェサという先祖崇拝の儀式をするのが一般的です。

 

おっと
おっと

キリスト教の家庭やチェサを廃止している家庭もあって一概にはいえないんだけど。

 

夫の実家はチェサをする家庭です。

 

この記事を読めば、秋夕(チュソク)に韓国人は何をするかが分かります。

 

わたし
わたし

韓国に嫁いで5年目日本人の私が韓国の秋夕(チュソク)に何をしたか記事にしました

 

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秋夕(チュソク)前日

 

京畿道から電車で大移動

 

私たちは京畿道に住んでいますが、夫の実家は大邱(てぐ)です。

チュソク当日の朝6時の電車に乗って大邱(てぐ)に向かいます。

 

 

一泊二日なので小さなキャリーに3人分の荷物を詰め込みます。

 

赤いコストコの袋には義実家へのプレゼントを入れました。

 

義実家へのプレゼントは日本帰省の際に購入したサロンパスや朝鮮人参のエキス、乳酸菌などの健康食品。

 

その他に義実家には義父と義母へお金を包みます。

 

夫は毎回義父義母にそれぞれ30万ウォンずつ渡していると思います。

 

 

チュソク当日の駅です。

 

私が住んでる町から大邱まで電車では1時間30分ですが、電車のチケットが購入できなければ渋滞にひっかかり車で5時間かかります。

 

何度か車で帰ったこともありますが、娘が車酔いでげろげろ吐いて地獄でした。

 

そのため、我が家は可能な限り電車で帰りたいのですが、名節の電車のチケットの購入はほんとに毎回苦労します。

 

今回は無事購入出来てよかったです。

 

 

京畿道から南に下る電車内は超満員。

 

電車内の暇つぶしに娘には日本のダイソーで購入したお絵描きブックを持ってきました。

集中してよくかけています。

 

あっという間に東大邱(ドンテグ)駅に到着。

 

この時点で朝の9時前。

 

義実家について義父と義母にご挨拶して朝ご飯を食べました。

 

朝5時起きで子ども抱えて大移動、私たち夫婦はこの時点で既に疲れ気味…

 

 

子どもは遊び、嫁たちは名節の料理作り

 

11時ごろ、義兄家族がやってきました。

 

義父、義母、義兄家族、私たち家族の3世帯で昼ご飯を食べて午後からは子どもたちは近所で遊び、

 

嫁たちは名節の料理作りスタート。

 

 

左のフライパンの写真はドングランテンというミニハンバーグに卵液をつけて油で焼いたもの。

右はサツマイモの天ぷらです。

 

 

こちら↑はドンペギと呼ばれる魚ですが、何の魚でしょうか?

 

正解はサメです。

 

大邱はチェサにサメをお供えする風習があるそうです。

 

チェサのお供え物も地域差があるのでしょうね。

 

 

出来上がったチェサのお供え物たちです。

ニラのチヂミ、サツマイモの天ぷら、イカの天ぷら、サメ、豆腐を焼いたもの…等。

 

毎年同じメニューです。

チェサのお供え物にはタブーもあって、サバのような青魚を備えるのはNGらしいです。

 

 

毎年、私たち嫁はチュソク前日に義実家に駆けつけ、義母がチヂミを作る補助をします。

 

あとは義母が소고기국(ソコギクッ:大根と牛肉のスープ)とナムル(ゼンマイとほうれん草とトラジ)を作ります。

 

チヂミやこれらの料理を食べてお盆を過ごします。

 

お盆の前に料理をこしらえるので、お盆期間中は料理しないで楽できます。

 

日本人が正月前におせち料理をこしらえるのに似ているような気もします。

 

 

この日、京畿道から駆け付けた私たち家族は夫の実家に泊まります。

大邱に自宅がある義兄たちは大邱の自宅に帰りました。

 

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秋夕(当日)

義家族が全員集合!

秋夕(チュソク)のメイン行事、チェサを行います。

 

チェサの準備

朝は6時起きでチェサの準備を行います。

昨日、作った料理を並べます。

料理を並べる順番や備える果物も何やらしきたりがあるらしい。

チヂミの他にもソンピョンというお餅も備えます。

 

 

屏風の前にお呼びする先祖のお名前を書いた紙を張り付け、人数分の食器もセッティングします。

 

そうこうしているうちに、叔父さん(サムチョン)家族が到着。

サムチョンの息子たちとその家族もやってきて、家はたちまち窮屈に…。

チェサが始まる

男たちが集まるとチェサが始まります。
長男である義父を筆頭に男たちが茶礼(チャレ)という膝をついては礼をして立ち上がるという先祖崇拝の儀式を行います。
日本人のわたしから見ると、その儀式はまるで土下座をしているよう。
女たちは何をするかというと、先祖に備えるお米やスープやお酒を台所で用意し、順番通りに出すお手伝いをします。
チャレが終われば机を並べて一族みんなで朝ご飯を食べます。
メニューは先ほど先祖に備えたおかずたち。
食後はお供え物のナシやリンゴやソンピョン(お餅)を食べて昼寝して…。
食っちゃね食っちゃねを繰り返し、そのたびに出た食器は嫁たちがせっせと洗います。
このようにチュソク当日を過ごし、私は次の日仕事があったので17時ころの電車に乗って京畿道に帰りました。

まとめ

韓国に嫁いで早5年、秋夕(チュソク)も5回目の参加になりました。
最初は韓国語もさっぱりわからず、何をしていいかわからなかったワタシですが最近は秋夕(チュソク)にも慣れてきました。
秋夕(チュソク)は亡くなった先祖を偲(しの)ぶとともに、今生きている家族との絆を深める時間だと個人的に思います
わたし
わたし

こういった機会がないと義家族と一緒に何かをしたり、一緒にご飯を食べる機会もないわけですからね。

縁あって一緒になった夫の家族が大切にしているものを、今後も末席の一員として一緒に守ってゆきたいと思います。

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