韓国で運転免許証をとるには3つの試験をクリアしなければなりません。
1つ目は学科試験、2つ目は場内機能試験、3つ目は道路走行試験です。

私はこの3つの試験に一発合格しました。
試験に不合格になると再試の試験代がかかりますよね。このお金を払いたくないがために事前に対策をしました。
このブログでは各試験の必勝方法を紹介します。
筆記試験編
筆記試験問題は韓国道路交通公団が作った約1000問の中から必ず40問が出題されます。

2種だったら60点以上が合格、1種だったら70点以上が合格です。
普通に生活するだけなら2種で十分だと思いますが、
就職の際に1種をもっていないとダメな職種(塾のバスの運転手とか5人以上の人を乗せる可能性がある職種)もあるので特に男性は1種をとろうとしますが、結局使わない人も多いみたい。

ぼくも1種をとったけど、マニュアルで運転する機会はそうそうない。
韓国で1種をとろうとした日本人の方のブログ記事を拝見しましたが、ギアチェンジが難しいらしく何度も試験に落ち、2種で挑戦しなおしたところ一発で合格したみたいです。

1種は実技試験がむずかしいらしい。
就職などで1種が必要な人以外は、無難に2種を受ければいいんじゃないでしょうか。
筆記試験は以前は日本語で受けられたそうですが、受験者が少ないため現在は外国語は中国語と英語のみ受験が可能だそうです。

私は韓国語で受験しました。
問題は知識を知らなければ解けない問題もありますが、状況判断問題はあり得ない選択肢が多くあり、消去法で解ける問題がけっこうあります。
6割取れればそれでいいので、根詰めて100点取れるまで頑張らなくていいです。

おススメはスマホに【운전면허 PLUS】というアプリを入れて勉強する方法。
私はこのアプリの存在を知らず、本屋で10000ウォン(1000円)でテキストを買ってまじめに一から勉強しました。
それからYouTubeでも運転免許試験の対策動画があるので【운전면허 필기시험】で検索してみてください。
試験費用は10000ウォン(1000円)で近隣の運転免許試験場で受験することができます。
自動車学校に行くと、既に筆記に合格してた人とまだ合格していない人がいます。(ほとんどの人がまだ筆記試験に合格していない状態)
自動車学校の初日に合格していない人は「筆記試験を受けてきて~」と言われるので、学校から出る運転免許試験場のシャトルバスに乗って受験すればオッケーです。
筆記試験に合格しないと、実技練習(車の運転)を受けさせてもらえません。
わたしは自動車学校に通う前に筆記試験はある程度、勉強してました。
筆記試験はコンピューターで受ける試験で終了のボタンを押すとすぐに合否が画面に出ます。
不合格の場合は次の日に再試験可能です。
まとめると、考えられる筆記試験の対策方法は以下の3つです。
アプリで70点台を何度か出せるようになったら、試験に合格できる可能性が高いので完璧を目指さず気楽に試験を受けることをおすすめします。

私は79点で合格できました。
場内機能試験編
場内機能試験とは一般車が通らない閉鎖された試験場の中で、運転技術の基本ができているか確かめる試験です。
基本とはエンジン始動、ワイパーやウィンカーを指示通り出せるか、ハンドル操作、アクセル、ブレーキ、それから駐車ができるか等を見ます。
試験官が試験の出来を判断するのではなく、車内に搭載された機械が操作の出来を判断します。試験は車に自分1人で乗り実施されます。
上の図は私の通った学校の場内試験の地図です。
この試験のコツはずばり、試験の要領を事前に完璧に把握しておくことです。
どこで何をしなければならないか、どんなことをしたら減点されるのかを完璧に理解して初日の授業に臨んでください。
私は筆記試験に合格し、何の準備もしないまま場内機能試験の初日の授業に参加しました。
そしたら、普通に全然できないのに、明日が試験…。

やばい、明日落ちる、と思いました。
そしたら、教官にこういわれました。

うちの学校が出してる動画見た?明日までに必ず見て試験に臨んで

動画?そんなものあったのか!!
最近の韓国の自動車学校は対策動画をYouTubeに挙げてます。
初日にもらった紙に書いてあったけどスーパースルーしてました(笑)
家に帰ってYOUTUBEで教官が言っていた動画で復習しました。
なるほど、試験の要領がするっと頭に入りました。
初日の授業の前にこの動画を視聴しておかなかったことを悔やみました。
次の日、試験前に2時間の授業があり頭に入った要領通りに4~5回ほど試験のように練習させてもらい、100点満点で場内機能試験に合格しました。(80点以上で合格の試験です)
韓国の運転免許試験は日本と違って練習時間がかなり少ないです。
一発合格のためには事前準備が合格するために大切であることを知りました。
場内試験でどんなことするのかなぁと興味がある方は、【기능장내시험】とYouTubeで検索してみてみてください。
この試験は国が定めている基準に基づいて行われるので、どの自動車学校に行っても同じ要領で試験が行われます。
道路走行試験編
運転免許の難関、道路走行試験です。

この試験は一般車もバンバン走る韓国の一般道路を信号や走行ルールを守ってきちんと走ることができるかを試す試験です。
この試験は自動車学校によって難易度が異なると言われています。
一般に車両が多いソウルは敬遠され、この試験に合格したいがためにわざわざ辺鄙な都市の自動車学校に通学してくる生徒もいるほどです。
試験時間は20分ほどでしょうか。
結構長いあいだ一人で運転させられるので、ドキドキが止まりません。

初めて韓国の車道で運転した時は、やべぇーーー事故るぅうううと、緊張しすぎて身体がカッチコチでした。
この道路走行試験のコツは3つあります。
①コースを完璧に暗記することと
②車線変更のコツをつかむこと
③道路走行試験減点項目を確認する
コースを暗記する
コースが1つだったら楽勝ですが、自動車学校は4つもコースを用意しています。
通常、試験日にランダムにペアにさせられた学生がジャンケンをしてAかB/CかDのコースを行きと帰りで別々に担当して帰ってきます。
どのコースが当たっても運転できるように、コースは完璧に暗記しましょう。
コースの暗記のためには学校の過去の卒業生のブログに書いてあったコースのコツを印刷したり、学校から配られた地図に書き込みして覚えたりしました。

どこまでも直進が続けばいいのですが、途中で車線変更をしたり、右折や左折、Uターンをさせられるので「○○の橋で右に曲がる」等、ある程度記憶しておかないとゴールまでたどり着けないです。
私はジャンケンで負けて学校で一番難しいDコースになりましたが、コースを暗記していたおかげで落ち着いて運転して合格できました。
事前準備が当日の心の余裕を作ってくれます。
車線変更のコツをつかむ
道路走行試験で私が苦労したのが、車線変更が難しいってことです。
サイドミラーを見て、後ろの車がきていないときに隣の車線に進入するっていうドライバーなら当たり前にやってることがこれほど難しいとは思いませんでした。
まずサイドミラーを見ても、後方車と自分の車がどのくらいの間隔が開いているかもわからず、教官が「今だ!入れ!車線変更して!!」と言ってるけど、怖くてアクセル踏めなかったり。
これも一日目の授業が終わった時に家に帰ってYouTube先生に教えてもらいました。【차선 변경 요령】で検索してみてください。
まっすぐ走るのは簡単ですけど、隣の車線に入るとき、きちんと安全を確保して車線変更ができるか、2日目の授業の時は学んだことを生かすことを意識して運転しました。

車線変更は道路走行試験の減点ポイントの要(かなめ)なんで、試験までにイメトレして授業に臨んだほうがいいですよ。
減点項目を確認する
最後に道路走行試験の減点項目を確認しましょう。
よく減点される項目をあげておきます。
試験時には下の行動をしないように心がけましょう。
1.停止時、ギアを中立(N)しない ‐5点
2.左右折時、Uターン時、ウィンカーを出さない ‐7点
3.車線変更時、ウィンカーを出さない、車線変更後、ウィンカーを切らない ‐7点
4.車線変更の技術が未熟 -7点 、車線変更時、左右未確認 -10点
5.ハンドル操作未熟 ‐7点
※右折・左折が下手だったり、車線をはみ出したり、フラフラ運転すると減点されます
6.速度課題ができない ‐5点
※試験中、スピードを出せる直線車線で時速40㌔以上維持するように課題が出ます。
7.出発時(左)/到着時(右)のウィンカーを出さない -5点
8.車線維持未熟 ‐5点
※車線からはみ出す、ジグザグ運転×
9.停止時、急ブレーキー 7点
道路走行試験は持ち点100点からスタートして、助手席の教官が減点方式で採点していきます。
だから、どんな行動をしたら減点になるのかということ事前に知っておかなければいけません。

私は83点で合格できました。
まとめ
どんな試験も事前準備を入念にして、後は思いっきりやることが大切です。
事前準備をしても不安な方に一言。

試験の時は、ゆっくり運転しましょう。
試験の制限時間はないので、深呼吸をして焦らずゆっくり運転しましょう。
試験で加速指示がない限り、時速50キロ以下のカメの子ペースでゆっくり運転すれば、きっと合格できます。
ファイティン!
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