私は結婚移民ビザ(F6)ビザで韓国に滞在しています。
韓国で仕事を探そうと決意した私は、韓国の雇用労働部が統括する就職支援制度を利用することにしました。
そしてその流れで結婚移民の就職支援講座(WiCi)に参加することになりました。(2022年11月受講)
この記事では韓国の雇用労働部が主催している結婚移民のための就職講座とはどんな講座で何を学べるのか、お伝えしたいと思います。
雇用労働部主催・WiCiとは
一言でいうと、【結婚移民女性を対象とした就職支援プログラム】のことです。WiCiとはWoman Immigrants Carrer Identityの頭文字をとった略称です。
講座の趣旨としては、就職を希望するすべての結婚移民に自己理解及び実践計画を樹立できるよう支援し、これを土台に意思決定後に実践的な求職活動ができるよう支援してくれるプログラムです。
私が参加した講座は9時~13時までの3時間/計4日間行われました。行われた場所は多文化センターです。
講座の全ては韓国語で行われるので、参加にはある程度の韓国語力は必要です。
申し込み方法
私は就職支援を受けている女性人力開発センターが発行しているチラシを見て、その存在を知り担当者を通して申し込みました。
また、多文化センターでも参加者を募っているのでどちらかを通して申し込みをするといいでしょう。
参加費用は無料です。
無料なんですけど、昼食でパリバンケットという韓国のパン屋のサンドイッチ(700円相当)が4日間配られてうれしかったです。
参加者
参加者は日本人(わたし)、中国人2人、ベトナム人1人、計4人の小規模で行われました。
就職支援制度にすでに申し込んでいる人は私だけで、後の3名は就職を考えていて何か利用できそうな制度はないかと模索している最中でした。
参加者たちと休憩時間におしゃべりするのもいい刺激になりました。参加者の1人とは連絡先を交換して、コーヒー飲んだりしてます。彼女は息子二人の教育費を稼ぐため、看護助務士(准看護師的な)の資格を取るために学校に通っています。
就職講座の内容
講座の内容は基本過程と深化過程に分かれています。100ページにもわたるテキストが1人1冊配られます。
基本過程の内容
深化過程の内容
韓国の会食文化は韓国人ですら煩わしいと言ってるけど、同じ釜の飯を食って仕事しようという親睦を深める行為なので断り続けるのは失礼ということでしょうね。
韓国人のぼくも会社の会食を断り続けるのは、社内での評価が下がるから怖くてできない、正直きついなぁと思っても毎回会食にはいく。
それほど、韓国では飯を一緒に食べに行くという行為は大事なのかもしれません。
なるほどねぇ、いろんなキャリアの積み方があるんだな~
講座を終えて
正直なところ、講座の内容は既に知っていることも多く、すごく有意義だったわけではないのですが、結婚移民の人々が就く仕事やその人々がどのようにその職にたどり着く過程をビデオで見たことが印象に残りました。
結局、就職している人は子育て中も資格を取ったり何かしらの挑戦している人だと思いました。いつもチャンスを探している人に就職の機会はやってくるのです。
それから講師の先生が韓国に存在するキャリアアップの制度(学位銀行制度)を教えてくれて、私は後日実際にそれを登録してみました。
講座を聞いてそれで終わりではなく実際に動いてみることが大切だと思いました。
講座が終わった後、先生から修了証を頂きました。
私は就職支援制度の参加者なので、この講座への参加は課題の一環でした。修了書は女性人力開発センターに提出しました。
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