Twitterで日本の社会保障費が高く手取り額が少なくて生活が苦しい、という投稿を目にしました。
私も確かに日本で働いていた時、支給額はまあまあいいのに社会保障費をがっつり引かれて手取り額がさみしかった記憶があります。
韓国人夫にその話をすると、
韓国も給料からがっつり社会保障費とられるから！韓国もえげつないから！
といわれました。
そこで私はふと疑問におもいました。
日韓の月給20万円の会社員の手取り額っていくらなんだろう？
給料から何がどのくらい天引きされて手取り額になるのか、日韓比較したら面白そう。
そこで今日は日韓の月給20万円の会社員を想定して、その手取り額を比較したいと思います。
日韓の手取り額の算出サイト
月給20万円、手取り額の計算は以下のサイトを利用しました。
日本
勤務地は東京、年齢は介護保険の支払い対象となる40～65歳以上、扶養人数は1名、交通費、残業代のオプションは0円で設定しました。
韓国
扶養家族は1名で設定しました。
介護保険は日本は40歳以上からの加算ですが、韓国は年齢に関係なく加算されます。そのため、年齢の設定は不要です。
韓国の手取り額
韓国の月給20万円(200万ウォンの手取り額)は1814200ウォンです。
主に天引きされたものは以下の4つの項目です。
国民年金 81000ウォン
健康保険 63810ウォン(うち、8170ウォンは介護保険)
雇用保険 16200ウォン
勤労所得税 15110ウォン
日韓の為替の状況で多少上下はありますが、月給20万円だと手どり18万円くらいです。
日本の手取り額
日本の月給20万円の手取り額は166680円です。
主に天引きされたものは以下の4つの項目です。
健康保険料 10000円
介護保険料 1820円
厚生年金 18300円
雇用保険 1200円
所得税 2000円
日韓で大きな差が出たのが年金の天引き額。
韓国は約8100円であるのに対して、日本は18300円…
高い、、、日本は年金がバカ高い。
日韓天引き額の比較
月収20万円の場合の天引きされる額は日本は33320円、韓国は約18580円です。
日本の方が韓国より14740円も多く天引きされることがわかりました。。
日本は年金がすごく高いねぇ。
払った分ちゃんと返ってくるのかなぁ？
結論
やっぱり、日本の方が天引き額はえげつない。
物価で言うと食べ物は韓国の方が高い気がするので、給料の天引き額だけを比較してどちらの方が生活が楽だとは一概には言えません。
年金に関して言えば、韓国の年金制度は日本から約40年遅れて1999年に発足したそうです。
運用歴が20年と短いため、年金受給年齢が伸びたり、受給金額が少ないお年寄りが多い状況です。
韓国人の僕は年金なんてはじめからあてにしていないし、もらえるなんて思ってない。
日本は運用が長いけれど少子高齢化のため、増えた高齢者の受給額を賄うために現役世代の負担が大きくなっているのでは？と疑心暗鬼になってしまいます。
健全な社会を営むためには、社会保障費を払うことに意義はないけれど、日韓共にきちんとした運営がなされていることを勤労者としては切に願います。
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