韓国で4歳の娘に日本語を教えている「わたし」です。
生きた日本語を学ぶ上で非常に有効なのが日本語の映像学習。
幼児の場合は子どもが夢中になれる日本語アニメを探してあげるのが親の一番の役目かもしれません。
我が家の4歳児は最近「おしりたんてい」にはまっています。
わたしも一緒に見てて気づいたんですけど、「おしりたんてい」って子どもの日本語教育にぴったりの教材なんじゃ…?
そう思う理由を説明します。
「おしりたんてい」の概要
「おしりたんてい」はトロル原作の児童書で、幼児から小学校低学年の男女を中心に爆発的人気を得ている。
内容は、顔の形がお知りに見える名探偵の「おしりたんてい」が数々の謎事件を「フーム、においますね。」というおきまりのセリフを言いながら、ププットと解決していく謎解き物語。
「おしりたんてい」HPより引用
おしりがしゃべってるし、おしりでご飯食べてる~!
「おしりたんてい」は、うんこが大好きな幼児のツボを掴んで離さないのです。
「おしりたんてい」が日本語教育に最適な理由
子どもが夢中になる「おしりたんてい」がなぜ日本語教育に最適なのか説明します。
高度な語彙を楽しく学べる
「おしりたんてい」は探偵として優秀であるだけでなく、博識でいろんなことを知っています。
アニメの中には4歳には難しいかなと思う表現も多々でてきますが、ちょっとおバカな「おしりたんてい」の相棒ブラウン(茶色い犬)がすかさず「それってどういう意味ですか?」と質問してくれます。
ブラウンのナイスな質問に博識な「おしりたんてい」が幼児が理解できる易しい言葉で答えてくれるので、子どもが置いてきぼりにならず、最後まで楽しくアニメを視聴できます。
具体的には、「おしりたんてい」の第一話で「とかげのしっぽきり」という言葉が出てきました。
これは「組織の下っ端に罪を擦り付け、罪を犯した組織のトップは逃走する」という意味ですが、こういう大人でも回答に困るような高度な日本語の概念を「おしりたんてい」が優しく解説してくれました。
一日(ついたち)、二日(ふつか)という幼児の知らない日付の言い回しや四文字熟語もさりげなく出てきて、海外生活で盲点になりやすい語彙の穴を埋めてくれるのが「おしりたんてい」なのです。
敬語が学べる
「おしりたんてい」はどんな人にも敬語を貫きます。
「おしりたんてい」は最も親しい相棒のブラウンや実の父親にまで敬語を使います。
行きます→伺います
あげる→差し上げます
見せて→拝見させて頂きます
おならをする→失礼こかせて頂きます
外国人の日本語学習者にとって敬語は一番の難関と言えます。
私は普段娘に敬語は使わないので「おしりたんてい」がいなければ、娘はこの年で日本語の敬語に触れる機会が0だったことでしょう。
娘が初めて「失礼こかせて頂きます」という「おしりたんてい」の決め台詞を聞いたとき
お母さん、なんでおならするのにご飯を食べるときみたいに「頂きます」っていうの?
と私に聞きました(笑)
最初は不思議だった「おしりたんてい」のしゃべりかたも繰り返しアニメを見ているうちにどんどん慣れてきたようです。
外国語は習うより慣れろ。
「おしりたんてい」を通して少しでも娘の耳に日本語の敬語がなじむといいな。
「おしりたんてい」を見る方法
我が家では「おしりたんてい」をでU-NEXTで視聴しています。
U-NEXTではテレビで放送されている通常のアニメの他にも、「カレーなるじけん」や「スフーレ島のひみつ」など劇場版の「おしりたんてい」も視聴することができて、娘が大喜びしています。
※配信状況は変わるので最新情報は公式サイトで確認をお願いします。
お子さんが「おしりたんてい」にハマるかわからない方も、31日間の無料トライアルがあるので気軽に視聴してみてください。
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