韓国で日韓ハーフの娘を育てている「わたし」です。
娘を授かった時、「日韓語を操る子どもにするにはどうすればいいのか?」について考えました。
様々な日本語教育に関する記事や動画を見た結果、「大量の読み聞かせ」をすることが効果的だという結論に達しました。
そこで娘が生まれる前から日本語の絵本を大量に買い集め、3歳までに700冊の日本語の絵本を韓国に集結させました。
そして娘が生まれてからこれまで、ほぼ毎日休まず読み聞かせを行ってきました。
この記事では大量の読み聞かせを行った海外在住日韓ハーフの日本語力の特徴についてお話ししたいと思います。
※補足として私は子どもを1人しか育てた経験がなく、この記事に書いたことは単なるうちの子に関するはなしです。
大量読み聞かせの効果
絵本好きに育つ
幼いころから読み聞かせをしてきたので、娘は本が大好きです。
特に寝る前はどんなに私がつかれていても「絵本を読まないと絶対に寝ない」と駄々をこねられます。
たまに時間的余裕がなくて読み聞かせせずに無理やり消灯したらもう大変。
児童虐待を疑われるレベルで泣き叫ばれて、根負けした私が電気をつけて白目で読み聞かせをしています。
娘は読み聞かせを基本的人権の一つだと思っているようです。娘が欲しているので私が辞めることは不可能です。
娘は絵本が好きで私は求められることに応えている状態なので、日本語学習が続くのです。
私が大量に絵本を仕入れる理由が、娘を飽きさせないためです。
絵本の数が少ないと同じ本を何十回、何百回も読むことになり子どもは飽きて日本語の本ではなく韓国語の本を読んでくれというようになります。
そうならないように絵本を大量に購入したのです。
絵本が700冊もあれば毎日同じ本を読むことはなく、内容を忘れたころに読んだことのある本を繰り返し読むことができます。
語彙力が豊富に育つ
大量に絵本を読む理由の2つ目は語彙力を豊かに育てるためです。
親が日本人なら日本語は自然に上手になるかとおもわれますが、親子が日常生活で使う語彙は限られています。
ネイティブは家庭で補えない語彙を社会に出て学びますが、娘は玄関を一歩出たらそこは韓国なので日本の子どもが社会で学ぶ語彙がすっぽり抜け落ちる可能性があります。
それを補うのが大量の日本語の絵本なのです。
700冊も絵本があれば、桃太郎やヘンゼルとグレーテルと言った古典絵本は異なる出版社が出したものが数冊集まります。
ひなまつりやこいのぼり関連の絵本も自宅に3~4冊あります。
同じ内容を複数の本で補充しあうので、脳内にたくさんの語彙・表現が蓄積されます。
コロナで3年ぶりに日本に帰りましたが、両親は娘が「こんなに日本語がしゃべれるとは思わなかった!」と驚いていましたし、
日本のキッザニアでオール日本語で授業を受けたんですが、娘が海外から来たと気づく人はいませんでした。
読解力・リスニング力もつく
日本語学習の一環として日本語の動画を見せてそのあとに内容について質問をしますが、その答えを聞くとしっかり理解しているようです。
最近は絵本をただ読むだけでなく、ダイアロジックリーディングという方法を取り入れ娘に読み聞かせをしています。
ダイアロジック・リーディングとはアメリカで開発された新しい読み聞かせの方法で、絵本の内容について子どもに積極的に発言をさせることで、理解力や読解力を向上させる方法です。
現地語と大量接触しても日本語を忘れない
娘は韓国語も周囲が驚くほどさっさと吸収しました。
小学生頃になったら「韓国語で話して」って言ってくるかもしれませんが…
まとめ
その結果、娘の日本語の話し言葉は年齢相当に育ったのでは?と思ってます。
とりあえず、私は4歳まではやるだけやった。
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