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バイリンガルの子どもは言葉が遅くなるのか?バイリンガル教育を中断すべき理由。

娘の成長
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2019年に娘が誕生して以来、「わたし」は娘に日本語教育を施してきました。

 

在韓日本人のママの中には我が子に日本語を話してほしいという思いから、韓国の保育園・幼稚園デビューを意図的に遅らせる方もいると聞きますが

 

わたしは義務教育を受ける言語(韓国語)が遅れるほうが娘にとって弊害になるだろうと考え、

 

1歳1か月から娘を韓国の保育園に入れました。

 

娘は1歳1か月前までは多くの時間を私と過ごしていて韓国語はほかの子と比べて多少遅れるかと思心配していましたが、

 

娘の韓国語は周りの大人が驚くスピードで成長しました

 

これまで保育園2か所、幼稚園1か所に通いましたが、先生から娘の韓国語の遅れについて指摘を受けたことはありません。

 

むしろ平均より言葉が早く、語彙も豊富と言われます。

 

 

バイリンガル教育で言葉が遅れるのか?という問いに関しては、うちに関しては「NO」

 

 

 

ただ、バイリンガル教育をして言葉が遅れたという話も周りでよく聞きます。

 

 

バイリンガル教育はしたほうがいいのか、しないほうがいいのか。

言語学者でも何でもない私ですが、子どもを1人育てた母親としてバイリンガル教育について思うことを書きました。

 

鼻くそほじりながら、気楽な気持ちでご覧ください

 

 

 

 

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幼児期のバイリンガル教育の成功は子の能力差による

 

ズバリ結論から言うと、幼児期にバイリンガルが可能かどうかは子どもの資質によります。

 

ある日韓ハーフのご家庭はお子さん3人を同じ環境で育てても、

 

末っ子だけ言葉が遅れてしまい、言語聴覚士の勧めで家庭の言語を韓国語で統一したそう。

 

末っ子ちゃんの韓国語は成長するにつれ上達したそうですが、

 

ママが日本語を話さなくなったので、上のお子さん2人も日本語を話さなくなったそうです。

 

まず言いたいことは、同じ両親の下、環境で育った兄弟でも言語的な能力の差があり、幼児期のバイリンガル教育が成功するかどうかは、その子次第、ということです。

 

 

丸い赤い果物を

母親は「りんご」と呼び

父親は「사과」という。

 

母親を通して「りんご」を覚えたかと思えば、父親は「사과」という。

 

赤ちゃん
赤ちゃん

どっちやねん!

 

言語的能力が高い子は母と話すときは「りんご」

父といるときは「사과」って呼べばいいのねと理解できますが、

言語理解が難しい子は、「どっちやねん!」となります。

 

日本人の両親の下で育っていても子どもによって言葉の出方に差はあります。

 

ましてや言語能力が芳しくない子どもに、二か国語を教えようとすると混乱が起こるのは当然です。

 

 

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幼少期のバイリンガル教育は弊害になることもある

 

一般的に子どもは、生後14ヶ月~2歳ごろの時期に「くるま いく」「おかあさん すわる」などの2語文を話すと言われます。

 

この時期に意味の成す単語を1つも話さない子に、バイリンガル教育を施し続けるのは無理があります。

 

私は子どもの選択肢の一つとして日本語を教えてみようと思い、1歳までは日本語を重視した言語環境で子どもを育てましたが

 

娘の韓国語が気がかりで1歳1か月から韓国の保育園に送りました。

 

2歳までに「韓国語が遅れている」と指摘を受けたら、日本語を中断するつもりでした。

 

しかし、娘は言葉の感が思いのほかよくて、韓国語の出方が大人が驚くほどだったのです。

 

2歳の頃には日本語も韓国語と同じレベルで会話が可能になりました。

 

2歳の娘の状況を見て、「日本語を続けてもよさそうだ」と判断し、今も日本語教育を続けているわけです。

 

娘はたまたま言葉の感がよくて、4歳までバイリンガル教育を続けてきましたが、

 

子どもの言語的発達段階や保育園の先生の意見を鑑みて韓国語が遅れていると感じたら日本語教育を中断するつもりでした。

 

 

義務教育を受ける国の言葉を最重視するべき理由

 

バイリンガルに関するある記事で、ハーフの子どもに関する事例を目にしました。

 

男の子は片親が英語圏の出身で、日本で生活しています。

 

英語以外の学業成績が芳しくなく語彙テストを受けたところ、語彙レベルが2学年ほど下であることが分かりました。

 

生まれは日本で日常生活に支障がないほどの会話力があったのですが、言語理解に問題があり成績が芳しくないことが分かりました。

 

2か国語を話し万能に見えるバイリンガルも、目に見える試験で測定してみると言語能力に問題を抱えていることもありうるということです。

 

この記事を目にして子どもへのバイリンガル教育の弊害を意識しました。そして「義務教育を受ける国の言葉を最重視して子育てしよう」と決めました。

 

娘にとっては韓国語です。

 

これからも韓国語が年齢相応の水準であれば、日本語教育を継続、そうでなければ日本語を中断して韓国語を強化する予定です。

 

中途半端に二か国語を話すより、義務教育を受ける国で高い学歴をつんだほうが最終的に年収が高くなると思うからです。

 

 

バイリンガル教育よりも大事なこと

 

冒頭で出てきた3児の日韓夫婦のお母さんのお話に戻ります。3人のお子さんが日本語を話せないことは少し残念そうでしたが、末っ子ちゃんのことを思って日本語教育を中断することを決心されました。

 

知り合いの中韓ハーフのお子さんのママは、息子さんが3歳で韓国語で意味のある韓国語がほぼ出ないことを保育園の先生に指摘され、旦那さんと相談し家庭内言語を韓国語に切り替えました。

 

ブラジルと韓国のハーフのお子さんのママは、同じ境遇のママ友がポルトガル語と韓国語のごちゃまぜ語で子育てをし、子どもの韓国語力が壊滅的である様子を目にし驚愕、ご自身は最初から韓国語オンリーで子育てをしようと決めました。

 

どのママも現時点ではバイリンガル教育をあきらめましたが、子どもが成長して興味を持った時、自ら母の国の言葉を学べばいいわけですし、

 

3人のママが信念をもってバイリンガル教育をあきらめたのは、ご英断だと尊敬します。

 

わたし
わたし

私もそうなんですけど、自分の国の言葉を子どもにも理解してほしいと願うのは当然だし、簡単に諦められないんですよね。

 

だけど、バイリンガル教育よりも大切なのは「子どもにとって何が一番大事なのか」を考えること。

 

無理にバイリンガル教育を強制し子どもがサブリンガルになり、学業に影響が出たら子どもがかわいそうだと思いますね。

 

 

まとめ

 

バイリンガル教育をするか否か、それは「子どもにとって何が一番大事なのか」を両親が考え、子どもと相談して決めていくしかないです。

 

外国語は今、中断しても大人になって学習することもできますが、幼児期に母国語に学習障害を負うと、成人してからも後遺症を引きずりそうです。

 

バイリンガル教育に関するいろんな読み物を読んできた、私個人の意見です。

 

・・・・

 

バイリンガル教育をする上で超参考にしている記事

「避けるべきは「セミリンガル」、間違いだらけの語学教育

避けるべきは「セミリンガル」。間違いだらけの語学教育 | 公益財団法人私立大学退職金財団
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