韓国で子育てしていると必ず悩む「幼稚園や小学校って日本とどう違うの?」問題。
私は娘が0歳の時から韓国で子育てをしてきて、現在韓国で子育て歴7年目の日韓ハーフの母です。
娘は保育園(2か所私立&公立)→幼稚園(私立)→小学校(公立)と通ってきました。
結論から言うと、韓国の教育は勉強熱が日本よりも高く、幼少期から教育費をかけて、幼稚園からは塾通いが一般的です。
結論・まとめ
保育園~小学校の韓国教育の特徴を一言でまとめると
◎保育園→あたたかい保育&ちょっとお勉強
◎幼稚園→やや勉強寄り、小学校に向けて規律を学ぶ
◎小学校→授業は普通、校内暴力への注意喚起がすごい
◎放課後→塾で学力の差別化
保育園
保育園(オリニチブ)は費用も安く事情があれば基本的に19時まで延長保育ができるので、共働き家庭に支持されます。お勉強もちょっと教えてくれます。
幼稚園
幼稚園は公立・私立があります。
公立の場合は費用が安いですが、夏休み冬休みが長く共働きには不向きかも。
私立の費用はピンキリですが1万円~5万円(月)が一般的ですが、英語幼稚園(インターナショナル)に通わせる場合は最低でも20万円(月)かかるそうです。
驚くのが幼稚園からインターに送る家庭も数多く存在していることです。
家計はどうなっているのか気になります。
小学校

韓国では子どもが小学生になる前に学区のいい場所(학군)に引っ越しをする家庭が多いです。
韓国で「学区がいい」というのは単に学校だけでなく
レベルの高い小学校・中学校
塾(학원)が多いエリア
教育熱心な家庭が多い地域
まで含めた意味です。
韓国では学区(학군)を重視して引っ越す家庭も多く、これは子どもの教育環境のために住む場所を変えた「孟母三遷」の考え方に近いとも言えます。
韓国にはまじで孟母みたいな人が多すぎる!!!環境と学力ってすごく影響するので理にかなっているんですけどね…。
学区に子どもたちが集中しすぎて、不動産価格は暴騰するし、少子化なのに学校のクラス数がその地域だけとんでもないことになって増設工事が必要になるし…
学区のいい学校は15クラスあるのに、学区の悪い学校は1クラスとか廃校とか…
ちょっと行き過ぎ感もあるんです。
韓国の幼稚園のリアル
保育園と違って幼稚園では20人ほどの子どもを担任の先生が教えるので、手厚いお世話はなくなります。
トイレも一人で行けて言葉もある程度話せないと厳しいです。
幼稚園入学当時はハングルが分からなかった我が子も幼稚園に1年通うとたどたどしく読めるようになり、2年目には割とスラスラ読めるようになりました。
母が日本人で娘が小学校に上がってもハングル読めなかったらどうしようって心配してたけど、全然心配しなくて大丈夫でした。
さらに毎日英語の授業でフォニックスを教えてくれたので、英語の簡単な文章もたどたどしくも読めて、簡単な単語の意味と読みはわかるようになりました。
通っていた幼稚園はインターでもないんだけど、英語を割としっかりやってくれたようです。
私は共働きだったので週末以外に子どもを塾に通わせる余裕はなかったんですが、お友達は年中から幼稚園が終わった後、塾に通ってる子がほとんどでした。
美術、ピアノ、英語などが多かったと思います。
幼稚園が終わったら塾のバスに乗り、終わったら家まで送り届けてくれます。
韓国の小学校のリアル

娘は小学校に通い始めて1か月がたちます。学校の勉強内容は今のところ簡単みたいです。
小1なので家に早く帰ってくると思いきや、韓国の小学校は各家庭にあわせた学童が充実しています
小1~小2まで利用可能な学童
トルボム…共働き家庭優先、19時まで学校に子どもを預けられる(おやつ付き)
ヌルボム…15時くらいまで日ごとで変わる子どもが好きな遊びや学習を提供してくれる
うちの子はヌルボムを利用していて、美術、ナンタ(打楽器)、そろばん、体育、キューブを週替わりで教えてくれます。しかもこれ無料。
このプログラムに参加しているので娘の帰宅時間は15時半くらい。
娘は学校が終わってから週2で縄跳び、週1でウクレレ、週3でオンライン英語(1回25分授業)、土曜に文化センターのそろばんに通っています。
縄跳びに通うようになって運動能力が飛躍的に上がりました。
ウクレレはまだ3回目ですが一番好きな習い事だそうです。
英語は会話中心で文法や単語を固めていくスタイル。
そろばんは2年ほど続けていて計算がすごく上達しました。
私教育は全部合わせて360000₩(月)くらいです。
勉強は家で漢字と算数をやっています。
スマホは私が育休中は買わない予定ですが、お友達は小1から持っている子が多いです。
他の家庭はどの程度か知りませんが、韓国で一番の学区(テチドン)では幼稚園からインターナショナルに通い、塾代は400万ウォン以上が普通だそうです。
うちの夫は大学の入学金すら自分で稼いだ苦労人ですが、自分の経験からも私教育の効果をあまり感じないそうで、娘が望まないのに過剰に勉強させるのは辞めようという考えです。
夫は小1は運動と音楽、外遊びをさせて自己肯定感と高めてほしいという教育方針です。
私も基本的には同感ですがあんまりやらなさすぎると差がひらいて勉強に対する自信がなくなると思ってますね。
このように韓国でも各家庭、親によって教育方針や考え方が大きく違い、教育費のかけ方も異なります。
他と比べて焦ったり優越感を感じたりせず、子どもの興味や適性を見極めできる範囲で才能を伸ばしてあげれたらいいなと思います。
日本との違い

日本と韓国の教育の違いを比較してみるとこんな感じです。
| 項目 | 韓国 | 日本 |
|---|---|---|
| 幼稚園 | 勉強あり | 遊び中心 |
| 放課後 | 塾 | 遊び中心 |
| 親の関与 | 高い | 普通 |
韓国は学校にプラス塾に行き、才能や学力を伸ばす子が多いという印象。
共働きで長く子どもを家に置いておけないので塾に送るという仕方ない面もあるんですけどね。
メリット・デメリット
韓国の教育のメリット・デメリットを考えてみます。
メリット
・塾に送ると学力が伸びやすい
・早期から美術や音楽に触れて、才能が開花しやすい
デメリット
親の負担大
教育費を捻出する親の負担が大きいです。韓国は老後貧困率が先進国の中でも高い国でその理由は子どもにかかるコストが高すぎることがあげられます。教育費はほどほどにして自分の老後を心配したほうが将来的に両者がハッピーになれます。
子どもがストレス
教育費と親からの期待で子どもが苦しい思いをしているかもしれません。
日本人家庭が後悔しやすいポイント
塾前提を知らなかった
子どもは外で遊ぶものと勉強を放置していたら学力で取り返しのつかないことになっていた、と進学のときに青ざめるご家庭もあると聞きます。
韓国語の壁
バイリンガルを目指して日韓を行ったり来たりしていたら、どちらの言葉も中途半端になり韓国の学校での授業についていけないということも。
子どもにとって本当に大切なのはなんなのかを早期のうちにはっきりさせたほうがよさそうです。
周りに流されて教育費が増える
「うちの子だけ追いていかれる!」とお友達と同じ塾にいくつも送って気付いたら塾代が家計をひっ迫ということも。
こんな家庭は向いてる・向いてない
韓国は日本以上に教育熱が高く、周囲にたくさんの塾があり選択肢が豊富です。
お友達がどんな塾に通ってるという情報を得ると、
「うちの子はやらなくて大丈夫かな?」と不安になることもあります。
そんなときは子どもと配偶者によく相談して、何よりも子どもの意見を尊重して選択をしてください。
周りの情報に振り回されて子どもの教育に感情的になり過ぎる人は、韓国での子育ての先行きが不安です。
まとめ
韓国の教育については私もまだまだ知らないことばかりですが、
「よそはよそ、うちはうち」を最後まで貫いて、娘を大人になるまで見守れたらいいなと思います。
韓国で子育てをしている皆さん、ともにファイトです。

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