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アリ・サメ・クジラ…韓国の株式市場で投資家を動物に例える理由

韓国で資産運用
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韓国の株式市場を語るときによく登場するのが、「アリ」「サメ」「クジラ」という3つの言葉です。

初めて聞く人にとっては「なぜ動物?」と思うかもしれませんが、実はこれらには韓国特有の投資文化が反映されています。

今回は、韓国の投資家を動物で表す理由と、それぞれの意味をわかりやすく解説します。

 

🐜 アリ(개미)=個人投資家

韓国で最もよく使われるのが「アリ投資家(개미투자자)」という言葉。

これは日本で言う個人投資家を指します。

アリは小さな体でコツコツ働く生き物。少しずつ株を買い、努力で資産を増やそうとする姿がアリに例えられています。

しかし、皮肉を込めて使われることも多く、

「大口投資家(機関・外国人)に食い物にされる存在」として描かれることもあります。

ニュースでは「アリが損をした」「アリがまた群がった」などの表現がよく登場します。

韓国ではコロナ以降、若者や主婦層を中心に個人投資が大ブームになり、

「アリ投資家の時代」と呼ばれるほど個人の影響力が拡大しました。

 

🦈 サメ(상어)=外国人投資家

次に登場するのが「サメ」。

これは外国人投資家を意味します。

なぜサメかというと、大きな力を持ち、市場を揺るがす存在だからです。

外国人投資家は大量の資金で株価を動かし、利益を得るとすぐに売り抜ける傾向があります。

その姿が、弱い魚(個人投資家)を狙うサメのように見えるというわけです。

韓国では外国人投資家の売買動向が市場全体に大きな影響を与えるため、

「今日サメが買った」「サメが去った」など、まるで天気のように報道されます。

日本では外国人投資家を“クジラ”と呼ぶことが多いですが、

韓国ではややネガティブなニュアンスで“サメ”と表現されるのが特徴です。

 

🐋 クジラ(고래)=機関投資家

最後は「クジラ」。

これは年金基金や証券会社などの機関投資家を指します。

クジラは海の王者であり、動くだけで波を起こす存在。

韓国の株式市場では、機関投資家の資金量が桁違いに大きく、

「クジラが動けば海(市場)が揺れる」と言われます。

一方で、クジラは比較的安定的な投資を行うため、

アリたちは「クジラの動きを読めば安心」と参考にすることもあります。

 

韓国特有の“投資ドラマ”文化

 

韓国では投資を「戦い」や「サバイバル」として描く文化があります。

株式市場をまるで海のように見立てて、

アリ(個人)・サメ(外国人)・クジラ(機関)が入り乱れる“投資ドラマ”が毎日繰り広げられているのです。

 

まとめ:投資用語から見える韓国のリアル

  • アリ → 個人投資家(努力家・小口)
  • サメ → 外国人投資家(強者・敏捷)
  • クジラ → 機関投資家(大口・安定)

 

わたし
わたし

日本ではクジラという表現は韓国と同様に機関投資家の意味で使われます。アリ、サメという表現は韓国独特かなと感じます。

 

韓国で2年程度投資をやっている私の感覚としては個人投資家をアリと表現するのは非常に一般的ですが、クジラはともかくサメという表現をする人はあまり多くないです。

 

私は韓国では外国人投資家(一応サメ)ですが、投資額からして全く市場を動揺させることのない弱小投資家です。

コバンザメ?というのもおこがましい、、、

アリよりも小さなミジンコ投資家ですかね。

 

ちなみにですが韓国の国内証券口座の画面は機関投資家、個人投資家、外国人投資家のその日の売り買いがざっくり見れます。

具体的には今日はサムソン電子は韓国人からの買いが多くて、外国人がめっちゃ売ってるのがデータで見て分かります。

その画面では私は外国人投資家枠(サメ枠)に分類されていると思います。

 

韓国の株式市場を理解するには、数字だけでなく、

このような「言葉の文化」を知ることが近道になります。

あなたも韓国のニュースで「サメが暴れた」「アリが群がった」という見出しを見かけたら、その裏にある“投資の海”を思い浮かべてみてください。

 

わたし
わたし

個人的にクジラ、サメで来たなら、個人投資家はイワシとかサバにしとけば統一感が出てよかったのになあとおもいます。アリだけ陸の生き物なので。

 

 

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